社長の門です。
2024年度は、2021年11月に公表した『中期経営計画2024(2022-2024)』ならびに『サステナビリティ中長期経営計画』の3年目となります。
『中期経営計画2024』では、「自律成長+新規M&A」の基本方針のもと、電子部品の「商社ビジネス」と基板実装の「EMSビジネス」を成長ドライバーとして両輪に据えて、モビリティ、通信、環境、産業機器、医療、ヘルスケアを注力分野に定めました。本計画の最終年である2024年度(2025年3月期)には、「売上高7,500億円、我が国業界トップクラスの企業」の実現を、さらに、その先の「在りたい姿」として「売上高1兆円、グローバル競争に勝ち残れる企業」を目指すシナリオを描きました。
『サステナビリティ中長期経営計画』では、「持続可能な社会の実現」と「持続的なグループの成長」の両立を目指して、お客様、取引先、株主・投資家、従業員など全てのステークホルダーとの対話を尊重し、ESG(環境・社会・ガバナンス)の重要課題に取り組んでいます。環境では「脱炭素社会」の実現に貢献するため、当社グループの国内外事業所において「再⽣可能エネルギー」の積極的な利活⽤を進めています。社会では社員の⽣活の質的向上と持続可能な社会づくりに貢献するため、「ダイバシティの推進」や「働き方改革」「健康経営」について取り組んでいます。また、ガバナンスでは、株主をはじめ全てのステークホルダーにとって「価値ある企業」であり続けるため、経営品質の向上に取り組んでいます。
今年は『中期経営計画2024』の総仕上げとして、目標達成には最後まで拘ることは当然ながら、より先を見据えた次期中期経営計画の策定にも間断なく取り組みます。次の3年も合わせたこれからの4年間を「攻め」の期間と位置づけ、成長のギアを一段上げていく考えです。バージョンアップした新しい加賀電子を作っていく4年間のスタートの年にしたいと思います。
当社は「すべてはお客様のために」の経営理念のもと、これら経営計画に沿った重要課題への取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献する企業活動の実践とともに、企業価値の一層の向上を目指してまいります。