業績サマリー
業績サマリー
2025/3 3Q | 対前年期比 | |
売上高 | 396,243 |
2.5%減 |
営業利益 | 18,056 |
11.9%減 |
経常利益 | 18,379 |
9.5%減 |
親会社株主に帰属する中間純利益 | 12,714 |
20.5%減 |
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、電子部品事業は在庫調整の影響や海外子会社の特定大口顧客向け取引終息などにより減収となりましたが、ソフトウェア事業およびその他事業が堅調に推移し、売上高は3,962億43百万円(前年同四半期比2.5%減)となりました。
売上総利益は、売上高減少の中で比較的好採算の製品の販売が伸長したことに加え、低収益であった大口取引終息などにともなうミックス良化もあり、前年並みの521億90百万円(前年同四半期比0.1%減)となりました。
営業利益は、当期に実施した賃上げによる人件費の増加や物流コスト上昇の影響などにより、販売費及び一般管理費が増加し、180億56百万円(前年同四半期比11.9%減)となりました。経常利益は、外貨建て預金残高増加にともなう受取利息増加などにより、183億79百万円(前年同四半期比9.5%減)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に計上した投資有価証券売却益(13億55百万円)や負ののれん発生益(4億81百万円)の剥落などにより、127億14百万円(前年同四半期比20.5%減)となりました。
一方、当第3四半期連結会計期間(10月~12月)の業績につきましては、2024年3月期後半より本格化した電子部品事業における在庫調整局面は一部の有力顧客において解消しつつあり、回復基調が継続しています。
セグメント別業績
2025/3 3Q | 電子部品事業 | 情報機器事業 | ソフトウェア事業 | その他 |
売上高 | 357,794 |
30,266 |
1,816 |
16,581 |
セグメント利益 | 17,148 |
1,921 |
262 |
1,059 |
①電子部品事業(半導体、一般電子部品、EMS(注1)などの開発・製造・販売など)
当事業では、部品販売ビジネスは、これまで堅調に推移した加賀FEI株式会社におけるSoC(注2)製品の販売が減速するなど主要顧客における在庫調整の影響や、株式会社エクセルの海外子会社における特定大口顧客向け取引終息などにより、低調に推移しました。EMSビジネスでは、車載向けが引き続き堅調に推移し、産業機器向けが回復したことに加え、空調機器向けは主要顧客における在庫調整の影響を受けつつも第2四半期より見られた回復傾向が継続したことなどから堅調に推移しました。
これらの結果、売上高は3,462億12百万円(前年同四半期比3.2%減)、セグメント利益は135億68百万円(前年同四半期比20.9%減)となりました。
(注1)Electronics Manufacturing Serviceの略語。製品の開発・生産を受託するサービス。
(注2)System on a Chipの略語。ある装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに実装する設計手法。
②情報機器事業(パソコン、PC周辺機器、各種家電、写真・映像関連商品およびオリジナルブランド商品などの販売など)
当事業では、パソコン販売ビジネスは、教育機関向けは好調を維持しましたが、量販店向けは主要PCメーカーにおける商品ラインナップ減少の影響を受け低調に推移しました。加えて、LED設置ビジネスは前々期より本格展開していた大口案件が一巡したことにより売上高は減少しましたが、比較的収益性の高いセキュリティソフトの販売が好調であったことなどから、利益率は向上しました。
これらの結果、売上高は269億53百万円(前年同四半期比10.9%減)、セグメント利益は19億53百万円(前年同四半期比1.6%増)となりました。
③ソフトウェア事業(CG映像制作、アミューズメント関連商品の企画・開発など)
当事業では、CG映像制作の受注が堅調に推移し、売上高は20億70百万円(前年同四半期比14.0%増)、セグメント利益は3億8百万円(前年同四半期比17.5%増)になりました。
④その他事業(エレクトロニクス機器の修理・サポート、アミューズメント機器の製造・販売、スポーツ用品の販売など)
当事業では、PC製品およびPC周辺機器のリサイクルビジネス、およびアミューズメント機器やスポーツ用品の販売が順調に推移し、売上高は210億6百万円(前年同四半期比26.7%増)、セグメント利益は20億97百万円(前年同四半期比97.9%増)となりました。
業績サマリー
2025/3 2Q |
対前年期比 |
|
売上高 | 259,064 |
5.8%減 |
営業利益 | 11,501 |
17.1%減 |
経常利益 | 11,278 |
19.1%減 |
親会社株主に帰属する中間純利益 | 7,941 |
30.4%減 |
当中間連結会計期間における世界の経済情勢は、米国では個人消費や設備投資が増加するなど緩やかな回復傾向となりましたが、中国における不動産市場停滞の継続や中東情勢の緊迫化、急激な為替レートの変動など、依然として先行き不透明な状況が続いております。一方、日本では物価上昇の影響を受けつつも、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が持ち直し緩やかな回復が継続しました。
当社グループが属するエレクトロニクス業界においては、自動車の電装化・電動化を背景に車載関連向け需要は堅調に推移し、産業機器向けでは在庫調整緩和の動きが見られる一方、空調機器向けなど一部の分野では調整局面が続いております。
このような経営環境の中、当中間連結会計期間における当社グループの業績につきましては、電子部品事業における在庫調整の影響や海外子会社における特定大口顧客向け取引の縮小などにより、売上高は2,590億64百万円(前年同期比5.8%減)、売上総利益は341億33百万円(前年同期比2.9%減)となりました。なお、当該特定顧客向け取引は比較的収益性の低いビジネスであったため、売上総利益率は前年同期と比較して0.4ポイント良化しております。
営業利益は、売上総利益の減少に加え、当期に実施した賃上げによる人件費の増加や物流コスト上昇などにより販売費及び一般管理費が増加し、115億1百万円(前年同期比17.1%減)となりました。経常利益は為替差損の影響などにより112億78百万円(前年同期比19.1%減)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期に計上した投資有価証券売却益(10億74百万円)や負ののれん発生益(4億81百万円)の剥落の影響などにより79億41百万円(前年同期比30.4%減)となりました。
セグメント別業績
2025/3 2Q | 電子部品事業 | 情報機器事業 | ソフトウェア事業 | その他 |
売上高 | 225,866 |
18,633 |
1,471 |
13,093 |
セグメント利益 | 8,679 |
1,392 |
256 |
1,094 |
①電子部品事業(半導体、一般電子部品、EMS(注1)などの開発・製造・販売など)
当事業では、部品販売ビジネスは、加賀FEI株式会社におけるSoC(注2)製品などの販売は堅調に推移しましたが、主要顧客における在庫調整の影響や、株式会社エクセルの海外子会社における特定大口顧客向け取引の縮小などにより全般的に低調に推移し、減収減益となりました。EMSビジネスでは、車載向けが引き続き堅調に推移し、産業機器向けが回復したことに加え、空調機器向けは主要顧客における在庫調整の影響を受けつつも第2四半期より回復に転じつつあることなどから増収増益となりました。
これらの結果、売上高は2,258億66百万円(前年同期比6.9%減)、セグメント利益は86億79百万円(前年同期比26.4%減)となりました。
(注1)Electronics Manufacturing Serviceの略語。製品の開発・生産を受託するサービス。
(注2)System on a Chipの略語。ある装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに実装する設計手法。
業績サマリー
2025/3 1Q |
対前年期比 |
|
売上高 | 128,638 |
6.6%減 |
営業利益 | 5,550 |
20.6%減 |
経常利益 | 6,045 |
12.5%減 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,127 |
28.4%減 |
当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、電子部品事業において2024年3月期後半より顕在化した主要顧客における在庫調整の影響や、海外子会社における特定大口顧客向け取引の縮小などにより、売上高は1,286億38百万円(前年同四半期比6.6%減)となりました。
売上総利益は、電子部品事業等において売上高は減少したものの、低採算製品の販売減少に伴う販売ミックスの改善により売上総利益率は前年同期に比べて0.5ポイント良化し、概ね前年同期並みの169億80百万円(前年同四半期比3.3%減)となりました。営業利益は、売上総利益の減少に加え、当社グループの国内従業員を対象として2024年4月に実施した賃上げを主因に販売費及び一般管理費が増加したことにより、55億50百万円(前年同四半期比20.6%減)となりました。経常利益は為替差損益の影響などにより60億45百万円(前年同四半期比12.5%減)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に計上した投資有価証券売却益(10億65百万円)の剥落の影響などにより、41億27百万円(前年同四半期比28.4%減)となりました。
2025年3月期の業績予想につきましては、上半期は主要顧客における在庫調整の影響を慎重に織り込み「減収減益」、下半期は調整局面からの回復を反映して「増収増益」を前提としています。当第1四半期の業績は、この社内計画に対して順調なスタートを切ることができました。
セグメント別業績
電子部品事業 |
情報機器事業 |
ソフトウェア事業 |
その他 |
|
売上高 | 111,320 |
10,606 |
631 |
6,079 |
セグメント利益 | 4,331 |
639 |
35 |
461 |
①電子部品事業(半導体、一般電子部品、EMS(注1)などの開発・製造・販売など)
当事業では、部品販売ビジネスは、加賀FEI株式会社におけるSoC(注2)製品などの販売は堅調に推移しましたが、2024年3月期後半以降に顕在化した主要顧客における在庫調整の影響や、株式会社エクセルの海外子会社における特定大口顧客向け取引の縮小などにより、全般的に低調に推移しました。
EMSビジネスでは、空調機器向けは主要顧客における在庫調整の影響を受けましたが、車載向けが引き続き堅調に推移したことに加え、産業機器向けが回復したことにより増収基調に転じました。
これらの結果、売上高は1,113億20百万円(前年同四半期比7.2%減)、セグメント利益は43億31百万円(前年同四半期比26.9%減)となりました。
(注1)Electronics Manufacturing Serviceの略語。製品の開発・生産を受託するサービス。
(注2)System on a Chipの略語。ある装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに実装する設計手法。
②情報機器事業(パソコン、PC周辺機器、各種家電、写真・映像関連商品およびオリジナルブランド商品などの販売など)
当事業では、パソコン販売ビジネスは、教育機関向けは新入学の需要期の中で好調を維持しましたが、量販店向けは主要PCメーカーにおける商品ラインナップ減少の影響を受け低調に推移しました。加えて、LED設置ビジネスは前々期より本格展開していた大口案件が一巡したことにより、売上高は減少しました。
これらの結果、売上高は106億6百万円(前年同四半期比12.0%減)、セグメント利益は6億39百万円(前年同四半期比14.4%減)となりました。
業績サマリー
2024/3 |
対前年期比 |
|
売上高 | 542,697 |
10.8%減 |
営業利益 | 25,845 |
19.9%減 |
経常利益 | 25,976 |
20.7%減 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 20,345 |
11.8%減 |
当社グループが属するエレクトロニクス業界においては、半導体・電子部品の供給不足緩和にともない車載市場では自動車の電装化等を背景に需要の拡大が継続しましたが、産業機器市場等では調整局面が続いております。
このような経営環境の下、当連結会計年度における当社グループの業績につきましては、電子部品事業において半導体や電子部品の供給不足緩和にともなうスポット需要の消失や株式会社エクセルの海外子会社における特定顧客向け取引の縮小、更には第3四半期以降に本格化した在庫調整の影響を受け、売上高は、5,426億97百万円(前年同期比10.8%減)となりました。
営業利益は、売上高の減少にともなう売上総利益の減少に対して販売費及び一般管理費の削減に努め、258億45百万円(前年同期比19.9%減)、経常利益は259億76百万円(前年同期比20.7%減)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益14億20百万円や負ののれん発生益4億81百万など特別利益の計上もあり、203億45百万円(前年同期比11.8%減)となりました。
セグメント別業績
2024/3 | 電子部品事業 |
情報機器事業 |
ソフトウェア事業 |
その他 |
売上高 | 472,583 |
44,305 |
2,567 |
23,241 |
セグメント利益 | 20,887 |
2,924 |
370 |
1,555 |
①電子部品事業(半導体、一般電子部品、EMS(注1)などの開発・製造・販売など)
当事業では、部品販売ビジネスは、加賀FEI株式会社におけるSoC(注2)製品の販売が堅調に推移しましたが、前事業年度まで2年続いた半導体や電子部品の供給不足が緩和されたことにともなうスポット需要が消失したことや、株式会社エクセルの海外子会社における特定顧客向け取引の縮小に加え、第3四半期以降に本格化した在庫調整の影響を受け、半導体・電子部品の販売が全般的に低調に推移しました。
EMSビジネスでは、車載向けは半導体や電子部品の需給改善により伸長した一方、医療機器、産業機器向けは主要顧客における在庫調整の影響もあり減少しました。
これらの結果、売上高は4,725億83百万円(前年同期比12.4%減)、セグメント利益は208億87百万円(前年同
期比26.2%減)となりました。
(注1)Electronics Manufacturing Serviceの略語。製品の開発・生産を受託するサービス。
(注2)System on a Chipの略語。ある装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに実装する設計手法。
②情報機器事業(パソコン、PC周辺機器、各種家電、写真・映像関連商品およびオリジナルブランド商品などの販売など)
当事業では、量販店向けパソコン販売は需要低迷により苦戦しましたが、教育機関向けのパソコン販売やセキュリティソフトの販売が好調に推移しました。また、LED設置ビジネスは、前事業年度から本格展開を開始した大口案件が寄与しました。
これらの結果、売上高は443億5百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は29億24百万円(前年同期比19.4%増)となりました。
③ソフトウェア事業(CG映像制作、アミューズメント関連商品の企画・開発など)
当事業では、CG映像制作の受注が概ね堅調に推移し、売上高は25億67百万円(前年同期比14.4%減)、セグメント利益は業務効率改善等にともなう売上原価抑制効果もあり3億70百万円(前年同期比29.0%増)となりました。
④その他事業(エレクトロニクス機器の修理・サポート、アミューズメント機器の製造・販売、スポーツ用品の販売など)
当事業では、PC製品およびPC周辺機器のリサイクルビジネス、およびアミューズメント機器やスポーツ用品の販売が堅調に推移し、売上高は232億41百万円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益は15億55百万円(前年同期比41.2%増)となりました。
業績サマリー
2023/3 |
対前年期比 |
|
売上高 |
608,064 |
22.6%増 |
営業利益 |
32,249 |
54.2%増 |
経常利益 |
32,739 |
52.6%増 |
親会社株主に帰属する当期純利益 |
23,070 |
49.8%増 |
セグメント別業績
2023/3 | 電子部品事業 |
情報機器事業 |
ソフトウェア事業 |
その他 |
売上高 | 539,342 |
43,680 |
2,998 |
22,044 |
セグメント利益 | 28,314 |
2,449 |
286 |
1,101 |
業績サマリー
2022/3 |
対前期増減 |
|
売上高 | 495,827 |
17.4%増 |
営業利益 | 20,915 |
82.4%増 |
経常利益 | 21,456 |
90.9%増 |
親会社株主に帰属する当社純利益 | 15,401 |
35.1%増 |
セグメント別業績
2022/3 | 電子部品事業 |
情報機器事業 |
ソフトウェア事業 |
その他 |
売上高 | 433,852 |
39,616 |
2,767 |
19,590 |
セグメント利益 | 18,107 |
2,085 |
△26 |
626 |
業績サマリー
(単位:百万円) 2021/3 増減 422,365 4.8%減 11,467 14.5%増 11,241 10.9%増 11,399 94.8%減
売上高
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益
セグメント別業績
(単位:百万円)
電子部品事業 情報機器事業 ソフトウェア事業 その他 353,454 48,389 2,932 17,589 8,151 2,482 263 474
2021/3
売上高
セグメント利益