好奇心とチャレンジ精神で、新しい仕事を
THEMA_02
下山
肝心の仕事のやりがいはどうですか?
小串
想像以上に多くの事業に携わらせていただき、先進的技術やアイデアに触れながら製品を提案する仕事にとてもやりがいを感じています。我々が扱う製品は、完成品として市場に出るまで数年かかるため今から待ち遠しいです。将来は生活を豊かにできる製品開発を通じて、未来社会に貢献したいと思っています。と言ってみたものの、この仕事は多岐にわたり、そして奥が深いので、正直この業界のことをまだ全然理解できていません。
下山
今の段階でそこまで考えられるのはすごいことだよ。それに小串君の普段からアンテナ高く周りに目を向ける姿勢を頼もしく感じています。うまくいくかどうかはともかく、日々のモチベーションにもつながるので、ぜひ続けて欲しいですね。
私はインフラ関係設備の自動化など、加賀電子がこれまであまり手がけてこなかった分野の新規事業を広げることに挑戦したいと思っています。
小串
何もない状況から作り上げていく先輩の姿勢を見習いたいと思います。
下山
これは失敗談ですが、とあるベンチャー企業との環境対策を考えたプロジェクトで10億円規模のビジネスを見込んだのですが、量産に至らなかったことがあります。開発費用こそ回収できたものの、人的な時間や工数を考えれば損害はゼロではありませんでした。それでも上司からは、開発ノウハウが蓄積され、脱炭素社会への取り組みとしてまず一歩を踏み出すことができたことに資産評価をいただきました。利益で結果を残すことはもちろん大切ですが、失敗しても新しいことにトライしたことが評価される社風をとても誇らしく思いました。
小串君にも、これから加賀電子を目指す学生の皆さんにも、失敗を恐れないチャレンジ精神を持って、挑んでもらいたいですね。