近年、気候変動への対応、技術革新の加速、国際的な規制強化など、企業を取り巻経営環境は大きく変化しています。こうした変化の中、加賀電子グループは、次代に向けた持続的成長の指針として、ESG(環境・社会・ガバナンス)の重要課題への具体的取り組みを示した「サステナビリティ中長期経営計画」を2021年11月に策定しました。
その取り組みを確実に推進するため、私自らが委員長を務める「サステナビリティ委員会」を設置し、その直下には「環境経営推進」「ダイバーシティ推進」「ガバナンス」等の専門委員会を配したマネジメント体制を構築しました。経営トップのコミットメントのもと、グループ横断的に「クリーンな地球環境を作る」「働きやすい会社、豊かな社会を作る」「持続可能な経営基盤を作る」の重要課題に取り組んでいます。
私たちはこのような方針のもと、事業活動のあらゆる場面で環境への配慮を推進するとともに、社員一人ひとりが環境保全の意識を持ち、日々の業務の中でその実践に努めております。そして、環境・エネルギー分野に貢献する製品・サービスの提供を通じて、エレクトロニクスの未来を見据えながら、持続可能な社会の実現を目指しています。
また、企業経営にとって何よりも大切なものは、事業を支える「人」であります。企業が持続的に成長するためには、社員一人ひとりのワークライフマネジメントを積極的に支援し、心身ともに健康で明るく活き活きと働くことができるような職場環境を整えることが重要と考え、健康経営の推進に注力しています。
今後も加賀電子グループは、お客様、取引先、株主・投資家、従業員などすべてのステークホルダーの皆さまとの対話を尊重しつつ、「持続可能な社会の実現」と「持続的なグループの成長」の両立を目指し、グループ一体となって サステナビリティ経営を推進してまいります。