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低周波振動を用いたメンタルヘルスケア機器の開発を支援

2024年10月18日

加賀電子株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:門 良一、以下「当社」)は、無変調40Hzの低周波振動を用いて、耐糖能障害、筋力低下、認知機能低下など加齢に伴う健康問題の改善に取り組む、秋田大学大田秀隆教授ならびに名古屋大学鈴木泰博准教授の研究チームの活動を支援しています。

 

1.研究の要旨

日本をはじめ多くの国で高齢化が進む中、加齢に伴う耐糖能障害、筋力低下、認知機能低下など身体機能の低下を緩和する取り組みは、個人の生活の質を向上させるだけでなく、これらの機能喪失が社会全体に及ぼす影響を緩和するためにも益々重要になっています。

大田教授ならびに鈴木准教授の研究チームでは、これまで研究報告が限定的であった人とマウスに対する無変調40Hz刺激による認知機能改善への有効性について、老化促進モデルマウスSAMP-10を用いて5 週間の実験の後、耐糖能テスト、認知および行動評価、虚弱性評価を行い、いずれも有益な効果を示したことが確認されました。当社は、これら一連の研究活動に対して資金援助を行いました。

この研究成果は、本年8月28日付のBiomolecule誌※1で発表されています。

URL:https://www.mdpi.com/2218-273X/14/9/1079

 

※1:Biomolecule誌は、MDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)社から刊行されている学術論文誌です。

MDPI社は、1996年スイス・バーゼルに創設されたオープンアクセス専門の学術出版社として、科学、技術、医学など多岐にわたる分野で390以上のオープンアクセスジャーナルを発行しています。2020年には、年間の出版論文総数が16万報を超える、世界最大のオープンアクセス出版社となりました。

 

2.メンタルヘルスケア機器の開発支援

当社は、大田教授ならびに鈴木准教授の研究チームへの資金援助とともに、研究成果の実用化に向けて、無変調40Hz振動を用いたメンタルヘルスケア機器専用の振動発振器のプロトタイプを製作支援しました。この振動発振器は、在宅で無変調40Hz振動の効果が手軽に得られるよう、小型軽量化を図りました。

現在、これらのメンタルヘルスケア機器は、株式会社ファセテラピーを通じて限定数量にて販売しています。

 

今後、更なる研究成果として無変調40Hz振動による人へのメンタルヘルスケア効果の確証が得られ次第、直ちに製品化ステージに移行し、当社グループのネットワークを通して国内外での販売を開始する予定です。

 

●大田秀隆氏のプロフィール

1)所属・役職 :秋田大学高齢者医療先端研究センター センター長・教授

2)学位   :博士(医学)

3)専門   :内科学一般(含心身医学)、循環器内科学

 

●鈴木泰博氏のプロフィール

1)所属・役職 :名古屋大学大学院情報学研究科 複雑系科学専攻 複雑系計算論 准教授

2)学位   :博士(情報学)

3)専門   :感性・触覚情報学、自然計算、計算機科学

 

(参考)名古屋大学10月17日付プレスリリース

「自然音や音楽の”振動触覚”でメンタルヘルスケア 低周波刺激による症状緩和の検証へ臨床研究を開始」

URL:https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2024/10/post-738.html

 

●株式会社ファセテラピーのプロフィール

1)会社名  :株式会社ファセテラピー

2)代表者  :代表取締役 鈴木 理絵子

3)本社所在地:東京都渋谷区

4)事業内容 :美容・ヘルスケアーサービス及び教育

 

■報道機関からのお問い合わせ

加賀電子株式会社(https://www.taxan.co.jp/

IR・広報部長 白井 一郎

TEL 03-5657-0106

 

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