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加賀電子、本社屋上庭園に「ビオトープ※」を設置 ~ 生物多様性の保全に向けた具体的活動を開始 ~

2023年10月30日

加賀電子株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:門 良一、以下「当社」)は、生物多様性の保全活動に向けた取り組みとして、当社本社ビル屋上に「ビオトープ」を設置しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

※ビオトープ・・・「地域の野生生物が暮らす、あるまとまった空間」のこと

 

1.ビオトープ設置の目的

当社では、21世紀を「地球環境保全の世紀」ととらえ、企業活動を通じて、CO2をはじめとした温室効果ガスの削減などの環境問題への取り組みをすすめております。その取り組みの中核に【加賀電子グループ環境方針】を定め、全社員に対して社会貢献への決意を促すとともに環境マネジメントシステムを構築、2002年にはISO14001認証も取得しております。

このような取り組みを更にすすめ、当社本社ビル屋上にビオトープを設置し、生物および植物の育成を通じて生物多様性の保全や自然環境の保護に配慮するとともに、種の保存および生物が生息しやすい環境を整備することとしました。併せて、事業所内に設置することで当社従業員の自然・環境に対する意識の向上も図ってまいります。

 

【加賀電子グループ環境方針】

加賀電子グループはつねにエレクトロニクスの未来を見つめ、お客様のニーズにお答えできるよう努める

とともに、かけがえのない地球を守り、より良い自然環境の保護と改善に努めます。

 

2.ビオトープの特徴

当社では、従業員が働く職場の環境整備の一環として本社ビルに屋上庭園を設け、食事や休憩、従業員同士の懇親のスペースとして活用しております。今般、その一角(縦3m×横4m)に人工的な池を配置し、生物の生息環境となるビオトープとして整備しました。池には2㎝、6㎝、12㎝、18㎝の4段階の深度を設け、浅瀬に生息する生物・植物にも配慮するなど多様な環境を配し、様々な生物が生育できるようにしました。ビオトープを構成するうえで重要な役割を担う植物については、本社ビルが所在する神田松永町の荒川水系流域の環境を再現するため、江東区役所の協力を得て荒川河川敷の土壌を譲り受けました。これによって、埋土種子から貴重な植物の発芽も確認できております。

また、当社本社が所在する神田松永町は皇居から約2キロの位置にあるため、そこで生息する昆虫などの生物の飛来が期待されます。更に、当社のビオトープがサテライトとなって、これら生物の活動範囲を広げ、昆虫や生物の繁殖地域が広がることも期待できます。魚類などの水生生物については、企業内のビオトープには一般人の立ち入りが制限されるため外来種の持ち込みリスクがない利点を活用して、在来生物にとって最適な生育環境として固有種の育成にも貢献できると考えております。

 

当社は、定期的(春、夏、秋の3回程度)にビオトープにおける生物の生息状況を調査し、当社ウェブサイトを通じて情報発信する予定です。併せて、当調査活動を従業員有志とともに行うことで、従業員、更にはその家族にも自然環境、生態系への興味を持ってもらい、生態系維持にグループ全体で取り組んでまいります。

 

■報道機関からのお問い合わせ

加賀電子株式会社(https://www.taxan.co.jp/

IR・広報課 野山 義治

〒101-8629 東京都千代田区神田松永町20番地

TEL 03-5657-0106 / FAX 03-3254-7133

Email:y_noyama@taxan.co.jp

 

<ビオトープ設置前>

<ビオトープ設置後>

ミゾコウジュ:環境省レッドリスト 準絶滅危惧

シャジクモ:環境省レッドリスト 絶滅危惧II類

 

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